あなたが会社をやめたい理由はなんですか?
人間関係ですか。それとも、待遇や労働環境でしょうか。
あなたが退職すると決意したのであれば、退職理由は嘘でもいいんです。
むしろ、嘘の方がいいくらいです。
ではなぜ、嘘をつかないといけないのでしょうか。
理由はもちろん、引き止められるからです。
今回は「スムーズに会社をやめたい」「早く退職したい」そのためのコツを書いていきます!
退職理由を正直に話すと、引き止められる
あなたが会社をやめたい理由が何であれ、それを正直に言ってはいけません。
なぜなら上司から見ると、正直な退職理由は引き止めやすいからです。
代表的な退職理由
一例として、代表的な退職理由を見てみましょう。
・人間関係がストレスで会社をやめたい
・給料が少なく、将来性がない
では実際に、上記の理由で部下に相談されたら、上司はなんて言うでしょうか。
あくまでイメージですが、こういわれるでしょう。
・人間関係がストレスで会社をやめたい
→「人間関係は、一生続くもんじゃない。もうすこし頑張ってみないか」
・給料が少なく、将来性がない
→「今は少ないかもしれないが、出世すればこれくらいにあがるんだぞ」
→「将来を見据えて、もう少し頑張ってみないか」
仕事を辞めたくて話したのですが、上司に引き止められてしまいます。
では、退職を引き止められないために、どういう理由ならいいのでしょうか。
辞めるときに、引き止められない理由とは?
正直に「退職したい」といってしまうと、上司に引き止められる。
「でもどうにかして会社をやめたい!」
それならどうするのかというと、 上司や会社の努力では、どうにもできない理由を持ち出せばいいのです。
退職理由は「どうしようもない理由」を話せ!
代表的なものは「親の介護」「家業を継ぐ」「家庭の事情で実家に帰らなくてはいけなくなった」という家の事情です。
家の事情を持ち出すと、上司や会社の力が及びません。
こういった理由で退職するなら、解決策は会社にはなく、引き止めが難しいんです。
正直な退職理由は、会社の努力で何とかなる
裏を返せば正直な退職理由は、会社の努力で何とかなるような理由が多いです。
先の例のように、やめる理由が人間関係なら、あなたの部署異動の話が出てくるでしょう。
給料なら出世すればいい、と引き止められます。
僕の退職理由も嘘だった。僕がついたウソ
僕は4年間、ワタミで正社員として働いていました。
ブラックな労働環境に疲れて、退職しようと思いました。
もうワタミの何もかもがイヤになったんです。
僕はこんな感じに、退職理由を話しました。
僕:「父親の体調が悪く、実家に帰らなくてはいけなくなったんです」
上司:「そうか、でも何でそれで会社をやめるんだ?」
僕:「はい。僕の実家は北海道で、母親が介護している状態です。
父が入退院を繰り返す状況で、母が精神的に参っています。
自分は長男なので、実家に帰ってきて、地元で働くように家族に言われています」
(ワタミの勤務地は東京でした)
実はこれ「真っ赤な嘘」です。
本当の部分は「実家が北海道」「長男である」くらいで「父親の体調が悪い」「入退院を繰り返している」という肝心な部分が嘘です。
退職理由より、円満退職が大事
「退職するときに本当に嘘なんかついていいの?」
と思う方もいるかもしれません。
でも、いいんです。
「退職理由が本当か嘘か」というより「あなたが会社をやめたいのかどうか」か重要です。
そして、やめた後のあなたの転職先のほうが、今の会社より、よっぽど大切です。
まずあなたの目的は、会社をやめること。それも円満にです。
円満退職ができるなら、退職理由は嘘でいいんです。
だって、会社をやめるときまで、モメるのってめんどくさいですよね?
むしろ「仕事をやめるなら引継ぎをどうしようか」ということを上司や同僚と話していく方が建設的です。
退職理由の嘘がバレたらどうなるの?
ここまでいろいろ話しましたが、こう思っていませんか。
「嘘がバレたらどうするの?」
実は嘘がバレても、法的にはまったく問題ないんです。
それに僕の場合、嘘がバレました。
その時のことは、こちらで書いてます。

【まとめ】退職理由は嘘でいい。バレても問題ない!
退職理由は嘘のほうが良いことは、わかってもらえたでしょうか。
嘘をつく理由として「早く会社をやめること」「円満にやめること」が挙げられます。
引き止められたりすると、退職時期が引き延ばされ「やめたくてもやめられない」なんてことにもなりかねません。
会社をやめる覚悟ができているなら、嘘の退職理由をでっち上げて、転職の準備を始めましょう。