ハローワーク事務員に転職相談はアリかナシか?ハロワで転職相談はしないが吉

プロが教える転職のコツ

転職や退職したとき、誰もがお世話になるハローワーク。

今回は、ハローワークで転職相談ができるのか、どういう人がいるのか話したいと思います。

・ハロワ職員さんによって、当たりはずれがある
・親身になってくれる人は少数派
・転職の相談は、ハロワでしない方が無難

 

ハローワークの事務員の人ってどんな人?

さて、今回の話であるハローワークで転職の相談するときの事務員さんのことです。

ハローワークは国の機関ですから、公務員の方もいるようです。

ですが多くの事務員さんは、一年や数か月契約の非常勤職員です。

年齢層は40代~50代が多く、男性より女性の人が多い印象です。

そしてここが問題なのです。

僕の推測になりますが、
「役所から天下りしてきた正社員の人」
「あとの仕事人生は無難にやり過ごそう」
という人がいる印象です。

 

ストレートに言うと、「ハローワークだから」というわけではありませんが、対応してくれる職員の人によって当たりはずれがあります。

自分と合うか合わないか、ということもありますが。

 

ハローワークの求人の応募方法は?

ハローワークの求人に応募するには、事務員さんと面談しないといけません。

面談といっても大層なことはなく、求職者である僕たちは「この求人に興味があります」と事務員さんに話します。

それを聞いた事務員さんは「応募先の会社はこういう会社で、こういう目的の求人です」などと求人情報の説明をしてくれます。

要は、求人へ応募の許可をとるイメージです。

 

肝心の面談ですが、早ければ5分くらいで終わります。

言ってしまえば、そのくらい流れ作業で対応してくる事務員さんがいるということ。

 

しっかりと質問事項や相談など考えていけば、話は聞いてくれます。

ですがさっきも言いましたが、職員さんによって当たりはずれがあることは否めません。

 

親身になってくれたハローワークの女性事務員さんの話

ハローワークに通っていたころの僕は、転職活動をはじめて3か月ほど経ち、転職先が決まらず徐々に焦りも出てきた時期でした。

履歴書や職務経歴書を用意したり、面接もそれなりにこなしていました。

そんなとき、ある女性事務員さんに出会いました。

事務員さんの年齢は50代後半。

ぽっちゃりしていて優しい雰囲気、昭和のお母さんといった感じの人でした。

 

28歳でも未経験は厳しい現実

僕は、前職のサービス業とは真逆の事務職が希望でした。

そのことを話すとハッキリこういわれました

 

「事務関係は人気の職種です。正直、かなり厳しいと思います」

転職活動していた当時、僕は28歳。世間でいう転職限界説は35歳と言われていることもあり、まだ余裕だろうと思っていました。

 

いきなりの厳しいという発言に驚いていると

「飲食店で働いていたことと、事務で働く仕事の共通点を見つけましょう。職務経歴書ありますか?」

このように言われ、職務経歴書の指導が始まりました。

 

職務経歴書で未経験が差をつけるには

職務経歴書のポイントとしては、前職との接点を見つけることがメイン。

今回は、職務経歴書がメインではないため省きます。

もし興味があれば、こちらをご覧ください。

【35歳・未経験の転職】前職の仕事をアピールする3つのコツ
僕は30歳から転職を繰り返しています。未経験の職種・業界に入社してきました。 特に35歳以降になると年齢による不利はあるのは間違いありませんが、不可能ではありません。 今回は、未経験で転職するときのポイントを話します! ...

 

ハロワ職員さんの指導

・前職のアピール材料
・面接での接し方
・志望動機の書き方

こうしたことを話してくれました。

いつの間にか時間が過ぎ、40分近く話していました。

ものの5分で終わる人が多い中、いかにこの方が親身になってくれたかがわかります。

僕がハローワークに通って一番よかった方が、間違いなくこの女性でした。

 

はずれのハロワ職員は?

僕が当たった、ハズレだなという事務員さんはこんな感じの人でした。

・「応募希望先の会社に連絡する」と言って、それを失念していた。
・職務経歴書や履歴書を見てもらっても、大した参考にならない。
・単純に対応が悪い
(腕や足を組んだまま話す。声が聞き取りにくい等)

 

さきほど「対応が良かった」という女性の話をしましたが、ハッキリ「よかった」と言い切れるのは、この女性一人くらい。

他の人は可もなく不可もなく、流れ作業的に求人を紹介しているだけ、という印象でした。

当たり:1割以下
外れ:3割くらい
普通:7割
という割合かなと。

 

ハローワークで転職相談するべきなのか?

僕は、28歳で会社をやめて、30歳まで転職活動を1年以上しました。

そんな僕からいえるのは「ハローワークでの転職相談は、過度な期待はしない」ことです。

彼らは仕事としてハローワークにいますが、僕たちが転職に成功しても失敗しても問題ない。

これがハローワークの事務員さんに「期待しないほうがいい」という最大の理由です。

 

ここが肝心なところで、一般企業の転職エージェントと異なる部分なんです。

転職エージェントは、転職希望者と企業のマッチングが仕事。

転職が成功してはじめて、報酬が発生します。

 

正直なところ、「エージェントの質」を重視するなら、最初から転職エージェントに相談したほうが無難です。

しかもハローワークと同じように、利用者の僕たちは無料なんです。

 

【まとめ】ハローワーク事務員の雰囲気は

・ハローワークで転職相談するには、当たりはずれの差が大きい
(当たり:1割以下。外れ:3割くらい。普通:7割)
・人によっては親身になってくれる
・転職相談したいなら、最初から民間企業の転職エージェントが無難

 

ハローワークは、あくまで求人情報を手に入れる場所、と割り切ったほうがいいでしょう。

求人情報は、ハローワークをはじめ、転職サイトなど一般企業と並行して集めたほうが無難。

そして、実際の転職相談するなら、転職エージェントにしましょう。

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